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商大ラグビー部ログ

観戦記 ウェールズvsオーストラリア

投稿日時:2013/02/24(日) 20:34



こんばんは。
今日は吹雪の中外練をしました。
コンタクトメニューが多く体を痛めた選手も多いと思います。
明日はオフなのでしっかり体を休め、あさってからの練習に備えましょう!

また、明日から2日間、乙政先生と一部の選手でスキー・スノーボードの冬合宿を行うそうです!
噂によると、ラグビーの合宿よりきついとか・・・
でも楽しそうですね!

さて、今日は1年の仲秋君の観戦記を載せたいと思います。


ウェールズvsオーストラリア 2012年テストマッチ第一戦目
結果は27ー19でオーストラリアの勝利。
 
前半
 最初に流れを掴んだのはオーストラリア。ウェールズのノックオンなどの反則やミスからボールを奪い、BKに回して攻めていく。しかし、ウェールズの高いディフェンス力を前になかなかゲインできていなかった。だが、ウェールズの反則やミスが目立ってくると、それを見逃さずにPGとトライを決め10-0とウェールズを突き放した。
 一方ウェールズはFWを使ってラックを作り、ピックゴーで少しずつゲインをしていく戦法で攻める。FWほぼ全員を使ってのこの攻め方で、縦に縦にと確実に進んでいく。ショットを決めて10ー3と反撃するが、やはり反則やミスが目立つために流れを掴みきれない。特にラックの中での反則が多かった。単なるウェールズのミスなのかブレイクダウンで相手からの圧力に負けていたのかは定かではないが、せっかくのチャンスを潰していた。前半はこのままオーストラリアのペースで終了。
 点数は取られていたウェールズだが、個人的にウェールズのディフェンス力はとても高いと感じた。相手が突破する場面はあまり見られず、必ず前で相手を止めていた。やはりこれは商大が目指す低いタックルに入れているからこそできているのだと思うし、相手に再三ボールが渡ってもこの程度の点差ですんだのだと思った。また、縦への突破を図っていたこともそれが効果的で少しずつでも確実に攻めていけることを分かっていたからやっていたのだと感じた。
 
後半
 オーストラリアが前半の勢いそのままに早々にトライを決め、17-3とする。ここでほぼ初めてウェールズのディフェンスラインを突破できた。わずかにできたギャップを見逃さなかった点が素晴らしかった。
 しかし、ウェールズがここから反撃する。前半からの戦い方を変え、攻めの主体をBKにして攻めていく。オーストラリアもこれを見てBK主体の攻めに切り替えてきたが、ウェールズのテンポの速い攻めに試合の流れを引き寄せられていた。途中にオーストラリアのDGが決まるが、3本のPGと1つのトライを決めて20-19まで追い上げることに成功する。オーストラリアはウェールズが攻め方を変えてきたことに戸惑ったと考えられた。ウェールズも前半の反省を活かし、思いきって戦い方を変えたことが良い方向につながったのだと思った。しかし、オーストラリアも攻め方を変えたことが功を奏したのか、またしても相手のギャップをついてトライを決め、そのまま試合は27-19で終了した。
 
後半にウェールズが流れを取り戻せたのは、前半と後半で戦略を変えて戦ったことが大きな要因である。相手の対応に少なからずズレが生じたから、そこを突いて追い上げれた。また、前半から一貫して低いタックルによるディフェンスを行っていたことは大きな強みであった。相手を確実に止め、攻めにくいと思わせれば勝利につなげていけるはずだと思った。センターとしてやっていくためにも、このようなタックルをできるようにする必要がある。また、決勝トライを決めた選手のように相手のギャップを見つけ、トイメンをずらして突破した点も自分が勉強するべき点であったし、正確なパスを素早く出せることも攻撃の際に最低限必要なことだと感じた。まずはできることを少しずつ増やしていけるように努力したい。




これからも色々な試合を見て良いプレーを勉強していきましょう。
たくさんのコメントお待ちしております!


1年笹山