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商大ラグビー部ログ

観戦記 帝京VS筑波

投稿日時:2013/02/28(木) 19:11

こんばんは。

今日は体育館での練習でしたが、就職活動中の先輩や引退した四年生の先輩も来てくださって、いつも以上に活気のある練習になりました!!

練習面でもそのほかの面もアドバイスをいただいたので、無駄にせず今後にいかしましょう!


さて、今日は二年目三宅の観戦記を載せたいと思います。


帝京vs筑波

四連覇を目指す帝京と国立大学で初となる大学選手権優勝を狙う筑波の一戦はブレイクダウンの攻防の激しい見応えのある試合となった!
 重量FWにテンポのいい展開ラグビーを武器にした帝京にブレイクダウンの激しさに強力なバック3を擁する筑波が挑むという構図であった。
 試合が動いたと思うのは前半5分、帝京11番の前に出たタックル。帝京からすればあえて外にスペースを作りそこにパスを出した筑波の外のプレーヤーを狙い通り仕留めた。このプレーは硬さが見えた帝京のプレーヤーを落ち着かせ本来のパフォーマンスを出させた。筑波は何度も流れを変えようと試みたが大事なとこでミスが目立ってしまった。
結果は39ー22で見事帝京の四連覇達成した!
私は判官贔屓。試合で応援するときはどうしても力関係で劣ってるというかチャレンジャーのチームを応援してしまう。
なので今回は筑波にスポットライトをあてて私なりに考察してみた。
この試合のポイントは3つあったように思われる。
1先手をとられた筑波!
チャレンジャーとして筑波は先手をとらなければならなかった。そういう意味でもやはり先程述べたように帝京の11番のタックルは大きい意味を持ったものであった。逆に筑波は前半5分以内になにかチームの士気を高める前にでるタックルやビッグゲインあれば展開は変わっていたのかもしれないが筑波は帝京のミスにお付き合いしてしまう形になってしまった。
2封じられた筑波のバック3
筑波は長所を出せなかった点もゲームを不利に動かしてしまった原因かもしれない。筑波の今年の1つの特徴としてバック3の強さがあったがそのバック3が目立つシーンが少なかった、というより帝京はうまく出させなかったのだ。キックを使わないでもゲインできるということもあったろうがこれは筑波のバック3のキックカウンターを封じた。バック3において一番スペースができるキックカウンターを筑波はやらせてもらえなかったのだ。
3ブレイクダウンの攻防
 最後のポイントはなににしようかと思ったがやはりこの試合で勝負の決め手になったブレイクダウンにする事にした。今年対抗戦では帝京を圧倒した筑波であったがこの試合では少し受けに回ってしまったのかもしれない。しかしこの試合の帝京のサポートプレーヤーいわゆる二番目のプレーヤーの動きが良かったというよりは完璧だった。オフェンスにしてもディフェンスにしてもボールに対する働きかけがよかった。一方筑波はゲームプランであったかもしれないがボールに対する働きかけが少なかったように思われる。筑波はオフェンスにしても個人技が目立ちサポートプレーヤーのよりが遅れてしまい筑波の1つ武器である展開ラグビーにテンポがでなかった。
   まとめ
 筑波にも付け入る隙が何度もあった。帝京は後半だけでも10ものペナルティーを犯している。その中でモールを試みたのは2回、もう少しラインアウトからのモールを試してもよかった気がする。キックカウンター以外でのバック3の生かし方やPGをもう少し狙っていくと勝機もより広がったように思う。点差よりも差がなく決勝にふさわしい見応えのある試合である。みる観点を少し変えるだけで全然違うことを思う自分がいてとてもおもしろかったです。
四連覇を達成した帝京見事だと思いましたがその帝京に真っ向勝負を挑んだ筑波に感動したそんな試合であった。
                (K)


今後も観戦記は続けていく予定です。
コメント欄等での積極的な討論期待してます!!

二年目 浅野